１５０・わがささやかなグランドツアー（７）アイルランドへ

10. JAN
　月曜日。7：30に朝食。OJ【オレンジジュース】／シリアル／パン／Teaのコンチ。（らしい）【コンチネンタルとは「大陸風」。食べごたえがあってうれしい】

　日本人に会う。調べ物でイギリスに来たそうだ。大学の演劇の畑中先生みたいだ。産業を調べるのだと。図書館は紹介が必要と聞いてきたが、何が欲しいかさえはっきりすれば、何でもOKのパスをくれるそうだ。

　パディントン→ハマースミス→LHR 1-2-3【ロンドン・ヒースロー空港1-2-3ターミナル】　ありゃ、券を間違えてしまった。払い戻しは効くのかな？　言葉に不安があって、また買うことにした。【もったいない】　£3×2。500円の勉強。別のホームに入るべからず。ついでにまた間違えた。地下鉄に乗る。ピカディリーLineがこういう形（Ｙ）【二股】になっているのが悪い。【ピカデリーを発音通りピカディリーと書くのが現地で粋がっている証拠】

　LHRはわかり易い。Term.1の、BD（ブリティミッドランド）の82-90の、88 'DUBLIN / BD125'と電光掲示。'Take your seat'（おかけください）　10：30まで待つ。【第一ターミナルに行く。ブリティッシュ・ミッドランド航空の航空会社コードがBD。ブリティッシュ・ミッドランドの搭乗口は82-90番で、そのうちの88番から125便が出発する】

　12：00一寸前、IReLAND【そういう表記を何かで見たのであろう】。町並みが、上から見た立体迷路のような。今回は早めで、window【窓側の席】が取れた。感動。【飛行機に】慣れていないからか【いや何度乗っても飛行機から地上を眺めるのは楽しい】。
　【今日の予定は】未だ一切未定。とりあえず、B&B、Guiness、Theatreが妥当かな【B&Bを決めて荷物を置いてから、観光に行こう】。

　…全然【英語が】わからん。バスの運転手は'All right.'しかわからなかった。肝心なことは全くわからないが、訛りがあることがわかった【負け惜しみ】。
　歩く。税関近くのGRANDCOURT HOTELに決める。ホテルといえど内実はBB。£1.50（←15ポンドだよなきっと）　それで【午後】3：00近くになっていた（と思う）ので、ギネスはやめ、DUB.CASTEL（カースル）【ダブリン城】、St. Patrick Cathedral（カシードラル）（スウィフトのDeath Maskだ）、Christchurch Cath（キリスト教会大聖堂）へ。CRYPTに入る【地下室】。猫とネズミのミイラがあった。写真を撮る女の子も、アメ公にちがいない【どうして急に嫌米】。

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　解説。このグランドツアー（どこがグランド=大=だ）は三週間の旅程。HISに航空券を買いに行ったら「一万円足せばアイルランド往復も付けますよ」と言われたので即決。始めの一週間はイギリス、二週めをアイルランド、最後の一週間を再びイギリスで、という予約をした。というわけで第二部アイルランド編が始まった。
　castleはアメリカ発音だと「キャスル」、イギリス発音だと「カースル」。
　スウィフトはあの『ガリバー旅行記』の作者。