６２・バハマの青い海

「みなさん明けましておめでとうございます」
「おめでとうございます」
「お正月ーぅ開催のターコイズ雑文祭ですが」
「どうしてそこ伸ばすの」
「お題だから」
「略してタコ文祭」
「省略するな」
「無事開催できてよかったですね」
「１２日目に廣さんの参加があるまでは、自分ばかり四本も書いて、参加者は自分だけという人望のなさをさらすだけかと思いました」
「実際ないから仕方がない」
「そこまで言うな。現在１２本の参加があります。水月さん、半茶さん、ありがとうございました」
「たぶんそれで終わりでしょうけど」
「そんなバナナ。それでは始めましょう、一つ目のお題」
「北海道だけ売っている苦いコーラ」
「そんなガラナ」
「ジュリーが投げ捨てる夏帽子」
「そんなパナマ」
「湯沸かし器の」
「そんなパ□マ」
「苦しいー」
「やめなさいって」
「苦しいのは駄洒落です。玄武の怪獣」
「そんなガメラ」
「１００億円すっちゃったよ。製紙会社だけに刷る」
「そんなバカラ。時事ネタはやめなさい」
「カリブ海の国」
「そんなバハマ」
「恋文が来る国」
「そんなラブレター・フロム・カナダ」
「二時の都光の湊キネマの夫使」
「そんな蒲田。なんで微妙に変えているの」
「著作権ゴロが怖くてね」
「やめなさいって」
「次に行きましょう。二つ目は君の番ね」
「がんばってよお坊さん！　負けるなお坊さん！」
「和尚ガッツ」
「お坊さん、ドリルで穴を開けて」
「和尚穿つ」
「お坊さん、暑いですね」
「和尚、夏」
「お坊さん、細長い魚」
「和尚、ダツ」
「お坊さん、下着を忘れています」
「和尚パンツ」
「鑑真和尚まだかなあ」
「和尚待つ。それはワジョウだ」
「ブラックペパーとホワイトペパー」
「胡椒がツー」
「壊れてしまった」
「故障、バツ」
「メーカーで直してもらおう」
「補償が通ず」
「やっぱり駄目だった。黒いのを着けよう」
「喪章、巻く。……辛気くさいぞ」
「どうしてこうなっちゃったんだろう。それでは最後、辰年あとを濁さず」
「一つずつ出して勝負を決めよう」
「マリナーズのイチ□ーが打つと地元は夜も大盛り上がりよ」
「刑事さんが丼物に里芋まで付けてくれたよ」
「……」
「わかった、勝つとシアトル眠らず」
「そっちは、カツ丼あとは煮ころがし」
「失礼しました」
「また来年」