１９・恒例、対決８

「『○○は、机の引出しの奥に忘れていたものだった。』」
「……」
「……」
「困ったねえパトリック」
「困ったねえミス・ターシャレ」
「『困ったことが起きた。』」
「それは前回の縛りだ」
「これでどうやって駄洒落対決するのよ」
「茨城県の科学都市の、叩いて渡る橋梁」
「筑波の石橋。はっ。その手があったか。修繕された荷物箱」
「葛籠（つづら）の継ぎ足し。ちょっと昔の日本ハム→巨人の代打の切り札が逆の打席に立ったよ」
「津末の右打ち」
「何とも苦しいねえ」
「苦しいねえ」
「チャップリンの墓所に行くことができないよ」
「ブベーの道なし。レトルトカレーとゆで野菜」
「ククレのおひたし。出場してくれた新婚さんにはスイス製の高級ペアウォッチをプレゼント」
「時計の行き先。身近な小型野鳥の採食器官」
「雀のクチバシ」
「筆記用家具の接地部分で一般的に引出しがある方」
「机の右足。ん？　ヒントで引出しがあるのはまずいのでは」
「これはどう。四角形でドライなおやつ」
「矩形の干菓子」
「干菓子と言えば」
「ええと、落雁（らくがん）。煎餅（せんべい）。それから、甘納豆」
「もう一声」
「金平糖！」
「見事な展開。駄洒落ブースター・オン！」
「金平糖のコンピュータ」
「金平糖のコンテスト」
「金平糖のコンチェルト」
「金平糖のコンテンツ」
「金平糖のお歳暮」
「金平糖のモンペ等」
「金平糖の混迷度」
「金平糖をコん平と（師匠快癒祈念）」
「金平糖のコンコルド」
「金平糖のトーネード（戦闘・攻撃機byヨーロッパ国際共同）」
「金平糖のレモネード」
「金平糖の公○党」
「なかなかやるな」
「あなたもね」
「そろそろ勝負を決めよう」
「お題は例の結句よね」
「上に着ている服が風か何かではだけて、お尻のらっぱが鳴るのだ」
「嫌だあ」
「では実際にやってみましょう」
「変態」
「来年もいい年でありますように」
「だからそれは前回縛りだってば！」

　とっぴんぱらりのぷう。